ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 表クリアしました。が…

伏線が散りばめられ練られたシナリオ。
Club Covenを始めとする素晴らしい音楽。
前作から改良されたシステム。

100点満点に限りなく近いゲームだったんだけど裏ダンジョンのグラン・カテドラルが全てをぶち壊し。クリア後の腕試し的な位置付けのダンジョンならばいいのだけれど、シナリオに直接関わっているので実質的にメインストーリーの延長上にありこのゲームを完結させる為にはクリアが必須なダンジョンになっている。

とにかくこのグラン・カテドラルのせいで人に勧められない。
グラン・カテドラル内では中断セーブが読み込めなくなる事例があちこちから聞こえてくるため、普通のサラリーマンなんかは平日にプレイする事すら時間的に不可ですよ。これこそ不可です。休日にまとまった時間取ったとしても銀ノ匙集めに苦戦し、運が悪ければダンジョンギミックで即死コンボ食らって数時間がパアという事もあり得る。

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団マジで売れて欲しいし日本一ソフトウェアがんがん稼いでこれからも色々な面白いゲーム出して欲しいんだけど、グラン・カテドラルの仕様を見たらそういう気持ちは本当に薄れてくるよ。


分からない事もないんだ。
ナチルが身を挺してユリィカを送り出したあの世界。

あの世界をいちからやり直すためには、プレイヤーである降霊灯もこれくらいの試練を乗り越えなくてはならないという事は。

本当に幸福な「可能性の先の世界」
それを見る為には相応の覚悟が必要なんだ。
そういった"体験"をプレイヤーに重ねてくるゲームということです。
俺の中でも賛否あり。
昨今、どのゲームもプレイヤーに楽をさせるために進化しているものばかりなので、こういったゲームはもう出なくなっているから貴重ではある。